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蛍光灯とLEDの電気代はどちらが安い?照明の節約ポイントも紹介

2024/01/18

蛍光灯とLEDの電気代はどちらが安い?照明の節約ポイントも紹介

蛍光灯とLEDはどちらも照明器具ですが、そのメリットやデメリットは異なります。

照明は、エアコンや冷蔵庫、給湯についで家庭での電力消費割合が高い傾向にあるため、電気代の節約を考えている方は、蛍光灯とLEDの違いを理解して節約するといいでしょう。

本記事では、蛍光灯とLEDの電気代やメリット・デメリット、照明代を節約するポイントを解説します。

- 目次 -

蛍光灯とLEDの特徴

蛍光灯とLEDの特徴

蛍光灯とLEDはどちらも照明器具ですが、次のような違いがあります。

特徴 蛍光灯 LED
発光する仕組み 電気を流すことで、蛍光管が発光する 電気を流すことで、発光ダイオードという半導体が発光する
寿命(※1) 13,000時間 40,000時間
消費電力(※2) 40W前後 15W前後
紫外線放射量 多い 少ない
点灯消灯のくりかえし 消耗するので寿命が短くなる 寿命に影響しづらい

蛍光灯は、電気を流すことで蛍光管という管が発光する照明器具です。紫外線を発生させて光を作ります。白熱電球よりも寿命は長いですが、寿命が近づくと黒ずんだり、ちらついたりして明るさが落ちます。

LEDは、電気を流すことで発光ダイオードと呼ばれる半導体が発光する照明器具です。紫外線放射量が少ないので虫が寄りにくく、同程度の明るさで比較した場合、消費電力が蛍光灯より少ないなどのメリットがあります。

蛍光灯とLEDの最大の違いは寿命の長さです。蛍光灯の寿命が13,000時間なのに対して、LEDの寿命は3倍以上の40,000時間といわれています。

仮に、1日10時間照明を点けた場合、蛍光灯は約3年7ヶ月、LEDは約11年持ちます。LEDを1回交換するまでに、蛍光灯は3回交換するので、LEDはコストパフォーマンスに優れた照明器具といえます。

  • (※1)実際の寿命はメーカーや商品によって異なります。
  • (※2)同等の明るさの照明における消費電力の参考値です。実際の消費電力はメーカーや商品などによって異なります。

蛍光灯とLEDの電気代はどちらが安い?

蛍光灯とLEDにはそれぞれ特徴がありますが、実際どちらのほうが安く使えるのでしょうか。

この章では、独立行政法人水資源機構琵琶湖開発総合管理所でおこなわれた検証結果を参考にして、解説します(※3)。

次の表は、蛍光灯とLEDを1日12時間の点灯で220日/年使った結果です。実際は10年間の実験としておこなわれましたが、以下ではそのうち1年間の金額を抜粋しています。

照明 1年間の電気代
蛍光灯 約3,590円
LED 約2,280円

電気代だけを見ると、蛍光灯よりもLEDのほうが安くなる傾向があります。

しかし、照明を使う際は、電気代以外に照明器具の本体価格や、交換・撤去などの費用も発生します。そのため、蛍光灯とLEDのコストパフォーマンスを考えるなら、長期間のトータルコストを比較しましょう。

なお、実際の電気代や交換代などは、契約している電力会社や電気料金メニュー、電化製品の性能などによって異なります。

蛍光灯の電気代を含めたトータルコスト

次の表に、蛍光灯を10年間使用した場合の検証結果をまとめました(※3)。

  蛍光灯 1台
10年間の電気代 約35,900円
10年間の維持費代 約19,200円
10年間の合計 約55,100円

蛍光灯の電気代と維持費代を含めたトータルコストは、10年間で約55,100円です。なお、実験では初年度に安定器と蛍光灯を交換しており、10年間で蛍光灯を交換した回数は1回です。

LEDの電気代を含めたトータルコスト

次の表に、LEDを10年間使用した場合の検証結果をまとめました(※3)。

  LED 1台
10年間の電気代 約22,800円
10年間の維持費代 約68,600円
10年間の合計 約91,400円

LEDの電気代と維持費代を含めたトータルコストは、10年間で約91,400円です。なお、実験では初年度に既存器の撤去とLED設置のための工事をおこなっており、10年間でLEDを1度も交換していません。

蛍光灯とLEDのメリット・デメリットを比較

次の表に、蛍光灯とLEDのメリットとデメリットをまとめました。

特徴 蛍光灯 LED
メリット
  • ●本体価格が安い
  • ●光の色や形などのパターンが多く、空間に合った色の光を選べる
  • ●広範囲を照らすことができる
  • ●蛍光灯に比べると寿命が長く、電気代が安い
  • ●振動や衝撃に強い
  • ●熱が発生しにくいので、観葉植物や食品、美術品などを照らすのに向いている
デメリット
  • ●調光コントロールが難しい
  • ●LEDに比べると寿命は短く、電気代が高い
  • ●環境汚染の心配がある
  • ●導入費用が高い
  • ●熱に弱い

それぞれの詳細を説明します。

蛍光灯のメリット・デメリット

蛍光灯を選ぶ最大のメリットは、本体価格が安いことです。メーカーや商品によって異なりますが、LEDよりもおトクに購入できます。

内部の蛍光物質を塗装することで光の色を変えた商品もあるため、空間に合った光の色を選べることもメリットです。

上記のメリットがある一方で、蛍光灯は調光コントロールが難しく、特有のちらつきが発生します。また、LEDに比べると寿命は短く、電気代が高いというデメリットもあります。

LEDのメリット・デメリット

LEDを選ぶ最大のメリットは、寿命が長く、電気代が蛍光灯に比べて安いことです。また、振動や衝撃に強い、紫外線や赤外線をほとんど含まない、消費電力が少なく環境に優しいなどのメリットもあります。

熱が発生にくいので、観葉植物や食品、美術品など、熱に弱く変色する可能性がある物を照らしたいときに向いています。

しかし、LEDの導入費用は高額になる場合があります。一般家庭に設置されている照明器具にLEDを取り付けることは可能ですが、既存の蛍光灯器具に安定器が付いている場合、LEDに適した電気配線工事が必要です。

その場合、工事の内容によって費用は異なりますが、1台につき数万円以上することもあります。

自分で取り付けると火事や故障の原因になるので、LEDへの交換を検討している方は、まず工事の必要性を確認したうえで、業者に依頼しましょう。

寿命の長さや電気代の安さを見ると、工事費用がかからない場合は、蛍光灯よりもLEDのほうがコストパフォーマンスはいいです。

実際に照明を選ぶ際は、導入費用を踏まえて、どちらのほうがおトクか計算してみてください。

照明を蛍光灯からLEDに変える方法は?

照明を蛍光灯からLEDに変える際、コンセントやソケットに接続して使う照明器具の場合は、工事が不要です。

たとえば、引掛けシーリングに接続して使うシーリングライトや電球タイプの照明器具などは、形状と口金、サイズなどが合えば自分でLEDと交換できます。

交換する際の手順は以下のとおりです。

  • 1.蛍光灯のカバーを外す
  • 2.蛍光灯を外す
  • 3.照明本体を外す
  • 4.電源部分を外す
  • 5.LEDの専用アダプタを取り付ける
  • 6.LEDを取り付ける
  • 7.コネクタを接続させる
  • 8.カバーを取り付ける

蛍光灯に安定器が付いている直管蛍光灯器具の場合は、器具交換かLEDに適した電気配線に変更するバイパス工事が必要です。

そのままLEDを取り付けると、点灯しない、寿命が短くなる、または火災が起きるなどのトラブルが発生する可能性があります。したがって、器具交換やバイパス工事が必要な場合は、必ずおこないましょう。

なお、メーカーやLEDによって手順は異なるので、実際に取り付ける際は取り扱い説明書を確認しましょう。

照明の電気代を節約する4つのポイント

照明の電気代を節約する4つのポイント

照明の電気代を節約するポイントは以下のとおりです。

  • ●必要のない照明はこまめに消す
  • ●定期的に掃除して明るさを保つ
  • ●照明の待機消費電力を削減する
  • ●電力会社や電気料金のメニューを見なおす

経済産業省資源エネルギー庁によれば、照明は家庭での電力消費割合の約9.3〜9.6%を占めています。冬季の場合、エアコンや冷蔵庫についで、3番目に照明の割合が多いです(※5)。照明の使い方を工夫して、家庭の電気代節約につなげましょう。

必要のない照明はこまめに消す

照明以外の家電製品にもあてはまりますが、使用時間が長いほど使用電力量は増え、電気代が高くなります。そのため、点ける必要がない照明はこまめに消しましょう。

たとえば、9WのLEDの点灯時間を1日1時間短縮した場合、年間で約100円の節約が可能です(※6)。

節約できる金額としては少ないように感じるかもしれませんが、無理のない範囲で節電することで、電気代の節約につながります。まずは、必要のない照明をこまめに消すことからはじめてみましょう。

定期的に掃除して明るさを保つ

照明器具が汚れていると、その明るさは低下します。調光機能付きの照明であれば、明るさを調整して電気代を節約できますが、器具が汚れている場合は、本来より暗い状態になります。そのため、定期的に掃除して明るさを保ちましょう。

照明器具を掃除する際は、室内用のほこり取りを使って照明カバー表面のほこりを取り除きます。

照明カバーの汚れが気になるなら、照明カバーを外してほこりを取り、ぬるめのお湯をかけて、中性洗剤をつけたスポンジで軽くこすります。汚れが落ちたら乾拭きし、完全に乾いてから取り付けます。

なお、感電のおそれがあるので、掃除は照明器具のスイッチを切ってからおこないましょう。

照明の待機消費電力を削減する

照明によっては、リモコン機能を使って点灯、消光、調光などがおこなえます。

しかし、リモコン機能で消光すると待機状態になり、余分な電力を消費する可能性があります。メーカーや機種によって異なりますが、リモコン機能の使用中は、約1Wの電気を消費しています(※7)。

そのため、待機消費電力が発生しないよう、リモコン機能を使わずに主電源を切る癖をつけるのがおすすめです。

また、照明に限らず、テレビやゲーム機、パソコンなどでも待機消費電力は発生します。待機消費電力を減らす対策として、主電源を切るだけでなく、「スイッチ付きタップ」や機器に搭載されている「オートOFF機能」などを活用しましょう。

電力会社や電気料金のメニューを見なおす

照明器具は、エアコンや冷蔵庫についで家庭での電力消費割合が高いですが、使い方の工夫だけで大幅に電気代を節約することは難しいです。

電気料金単価は、電力会社や電気料金メニューによって異なります。電気代は使用電力量と電気料金単価によって変動するので、電気料金単価が安い電気料金メニューに切り替えれば、電気代の節約が期待できます。

電気料金メニューの切り替えは、照明器具だけでなく家庭全体の電気代の節約につながる可能性があるので、電気代を安くしたい方は切り替えを検討しましょう。

電力会社や電気料金のメニューを見なおすなら「大阪ガスの電気」がおすすめ!

電力会社や電気料金メニューを見なおすなら、「大阪ガスの電気」がおすすめです。

たとえば大阪ガスの場合、「大阪ガスの電気」ご契約者さま限定の節電オプションサービスがあります(※8)。

エントリーして、毎年夏季・冬季の指定時間帯での節電に成功すると、「スマイLINKボーナス」または「マイ大阪ガスポイント」を1kWhの節電につき10ポイント進呈します。「スマイLINKボーナス」はスマイLINK内でのお買い物などに使え、「マイ大阪ガスポイント」は別のポイントサービスと交換可能で、無理のない範囲でおトクに節電をしたいという方にすすめです(※9)。

各種適用条件やご注意事項などの詳細は、下記をご確認ください。

  • (※8)特典の受け取りには電気申込みに加えて、マイ大阪ガス本会員登録が必要です。
  • (※9)マイ大阪ガスポイントは、大阪ガスのガスまたは電気をお使いのマイ大阪ガス本会員さまが対象です(取次事業者とご契約の場合は対象外)。なお、支払方法により一部の方は対象外となる場合があります。

まとめ

蛍光灯とLEDには、それぞれメリットとデメリットがあります。

長期的な視点で照明器具の電気代について考えた場合、蛍光灯よりもLEDを使用したほうが電気代を安く抑えられる可能性が高いです。しかし、蛍光灯からLEDに切り替える際は、工事費用などがかかる場合があるため注意してください。

照明器具の特徴を理解した上で、家庭全体の電気代を節約したい方は、電力会社や電気料金メニューの切り替えも検討してみましょう。

電気料金メニューを切り替えるなら、「大阪ガスの電気」がおすすめです。「新生活応援プラン」や「ファミリー応援プラン」など、ライフベントに合わせた電気料金メニューを扱っており、「大阪ガスの節電オプション」によりおトクに節電もおこなえます。

電気代の節約や電気料金メニューの切り替えを検討している方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。

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