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セラミックファンヒーターの電気代は高い?活用方法から節約術を徹底解説

2023/12/14(更新日:2024/2/29)

セラミックファンヒーターの電気代は高い?活用方法から節約術を徹底解説

「セラミックファンヒーターの電気代は高い?」
「ほかの暖房器具と比べると高いの?安いの?」
「電気代を安くする方法を知りたい」

セラミックファンヒーターを使おうと考えている人の中には、こういった悩みを持つ人も多いですよね。

結論から言うと、セラミックファンヒーターの電気代は月4,000円〜9,000円程度になるため、暖房器具の中では高い部類になります。
ただし、電気代は様々な工夫をすることで安く抑える事ができます。
この記事ではセラミックファンヒーターのメリットと電気代が高いデメリットをどう対策するのかを紹介します。

最後まで読んで、セラミックファンヒーターをお得に活用していきましょう。

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- 目次 -

セラミックファンヒーターとは?電気代はどれくらい?

セラミックファンヒーターとは?電気代はどれくらい?

セラミックファンヒーターは、特殊加工ずみのセラミックで覆われた電熱線を電気で加熱し、発生した遠赤外線の熱をファンで送り出す暖房器具です。

灯油やガスを使用しない非燃焼系の暖房器具で、速暖性に優れています。

また、メーカーや機種によって異なりますが、軽量でコンパクトな商品が多いため、好きな場所に設置しやすいという特長もあります。

電気代は、以下の式で計算できます。

  • ●電気代(円)=消費電力(kW)×使用時間(時間)×電力料金単価(円/kWh)

消費電力とは、家電製品を動かすための電力を示しており、W(ワット)数で表示されます。カタログなどにWで記載されている場合は、「W÷1000」でkWに変換してから計算しましょう。

料金単価は契約している電力会社や電気料金メニューによって異なりますが、本記事では、全国家庭電気製品 公正取引協議会が2022年7月に改定した目安料金「31円/kWh」を使用します(※1)。

セラミックファンヒーターの消費電力が550Wと1200Wの場合の電気代は以下のとおりです。1時間あたりの電気代とあわせて、1日8時間使用し、それを1ヶ月(30日間)続けた場合の電気代を目安として計算しています。

  • 【550Wの場合】
  • ●1時間:約17円(0.55kW×31円/kWh)
  • ●8時間:約136円(17円×8時間)
  • ●1ヶ月:約4,080円(136円×30日)
  • 【1200Wの場合】
  • ●1時間:約37円(1.2kW×31円/kWh)
  • ●8時間:約296円(37円×8時間)
  • ●1ヶ月:約8,880円(296円×30日)

実際の電気代は、セラミックファンヒーターの機種や設定温度、モードなどによっても異なります。そのため、自分が持っているセラミックファンヒーターの消費電力を調べた上で電気代をシミュレーションするようにしましょう。

セラミックファンヒーターの電気代をほかの暖房器具と比較

次の表は、セラミックファンヒーターとほかの暖房器具の消費電力・電気代を比較したものです。

暖房器具 消費電力の目安 1時間あたりの電気代
セラミックファンヒーター 550W〜1200W 約17円〜約37円
エアコン(暖房) 450W〜2500W 約14円〜約78円
オイルヒーター 600W〜1200W 約19円〜約37円
赤外線ヒーター 325W〜800W 約10円〜約25円
こたつ 80W〜300W 約2円〜約9円
電気カーペット 100W〜500W 約3円〜約16円

各家電製品の電気代は、機種や設定温度、モード、室温、住宅の種類などによって異なります。

以下では、それぞれの暖房器具との違いと電気代を詳しく解説します。1日8時間使った場合の1ヶ月(30日)の電気代も計算しているため、参考にしてください。

セラミックファンヒーターとエアコンの電気代の比較

エアコンの消費電力の目安は450W〜2500W程度で、対応している畳数や使い方によって大きく異なります。
その前提でセラミックファンヒーターの電気代と比較した表は以下のとおりです。

暖房器具 1時間あたりの電気代 8時間あたりの電気代 1ヶ月あたりの電気代
セラミックファンヒーター 約17円〜約37円 約136円〜約296円 約4,080円〜約8,800円
エアコン(暖房) 約14円〜約78円 約112円〜約624円 約3,660円〜約18,720円

畳数が少ない場合はエアコンの消費電力は少なく、電気代はセラミックファンヒーターの方が高くなる場合があります。
部屋全体を暖めたいという場合はセラミックファンヒーターを使って暖めるより、エアコンを使った方が電気代は安く抑えられるでしょう。

セラミックファンヒーターとオイルヒーターの電気代の比較

オイルヒーターの消費電力が600W〜1200Wの場合、セラミックファンヒーターの電気代と比較した表は以下のとおりです。

暖房器具 1時間あたりの電気代 8時間あたりの電気代 1ヶ月あたりの電気代
セラミックファンヒーター 約17円〜約37円 約136円〜約296円 約4,080円〜約8,800円
オイルヒーター 約19円〜約37円 約152円〜約296円 約4,560円〜約8,880円

セラミックファンヒーターの方がオイルヒーターより電気代は安くなる場合があります。
オイルヒーターには、暖房効果が長続きするメリットはありますが、セラミックファンヒーターに比べると暖まるまでの時間が長い場合が多いです。

短時間で狭い空間を暖めたい場合には、セラミックファンヒーターを選ぶといいでしょう。

セラミックファンヒーターと赤外線ヒーターの電気代の比較

赤外線ヒーターの消費電力が325W〜800Wの場合、セラミックファンヒーターの電気代と比較した表は以下のとおりです。

暖房器具 1時間あたりの電気代 8時間あたりの電気代 1ヶ月あたりの電気代
セラミックファンヒーター 約17円〜約37円 約136円〜約296円 約4,080円〜約8,800円
赤外線ヒーター 約10円〜約25円 約80円〜約200円 約2,400円〜約6,000円

モードにもよりますが、セラミックファンヒーターの方が赤外線ヒーターより電気代が高くなる場合があります。

赤外線は天井や壁、床、体などに吸収されて温度をあげるため、セラミックファンヒーターに比べて空気が乾燥しにくく、温度にムラが起きにくいという特徴があります。

そのため、セラミックファンヒーターとは使い分けて活用するようにしましょう。

セラミックファンヒーターとこたつの電気代の比較

こたつの消費電力が80W〜300Wの場合、セラミックファンヒーターの電気代と比較した表は以下のとおりです。

暖房器具 1時間あたりの電気代 8時間あたりの電気代 1ヶ月あたりの電気代
セラミックファンヒーター 約17円〜約37円 約136円〜約296円 約4,080円〜約8,800円
こたつ 約2円〜約9円 約16円〜約72円 約480円〜約2,160円

こたつはセラミックファンヒーターだけでなく、ほかの暖房器具と比べて消費電力が低く、電気代が安い傾向にあります。
しかし、布団に入っている部分しか暖めることはできないため、部屋を暖めたいという場合には不向きと言えるでしょう。

セラミックファンヒーターと電気カーペットの電気代の比較

電気カーペットの消費電力が100W〜500Wの場合、セラミックファンヒーターの電気代と比較した表は以下のとおりです。

暖房器具 1時間あたりの電気代 8時間あたりの電気代 1ヶ月あたりの電気代
セラミックファンヒーター 約17円〜約37円 約136円〜約296円 約4,080円〜約8,800円
電気カーペット 約3円〜約16円 約24円〜約128円 約720円〜約3,840円

電気カーペットも、こたつと同じく消費電力低く、電気代が低い傾向にあります。

暖房器具は、暖める範囲や用途によって特徴や使い方が異なるため、部屋の広さやライフスタイルに合わせて使い分けるといいでしょう。

セラミックファンヒーターの2つのメリット

セラミックファンヒーターには、次のようなメリットがあります。

  • ●短時間で部屋を暖められる
  • ●安全性に優れていて、換気不要で使用できる

セラミックファンヒーターを利用したいと考えている方は、メリットを理解して効率的に使用しましょう。

短時間で部屋を暖められる

セラミックファンヒーターの最大のメリットは、短時間で部屋を暖められることです。

セラミックは即暖性が高い物質のため、温度が短時間で上昇します。また、セラミックが発した熱をファンによって送り出すため、狭い範囲をすばやく暖めることができます。

セラミックファンヒーターはコンパクトで軽量のため置き場所を選ばず設置することができます。

トイレや脱衣所など好きな場所で使用できるので、すぐに部屋を暖かくしたい場合や少しの間だけ部屋を暖めたい場合に役立つでしょう。

価格もリーズナブルなため、各部屋に置いても高額にならないというのもメリットです。

安全性に優れている

セラミックファンヒーターは、灯油やガスを使わない非燃焼系の暖房器具です。
そのため、火災のリスクは高くありません。
小さな子どもや赤ちゃんがいるご家庭の場合、誤って倒してしまうトラブルが不安という人も多いですよね。
セラミックファンヒーターなら、転倒時に電源が自動でオフになる機能が搭載された機種もあり、安心して使うことができます。
また、送風口の表面温度がそれほど高温にならないため、火傷のリスクも低いのもうれしいポイントですね。

また、一酸化炭素中毒のリスクがなく、基本的には換気の必要もありません。

「換気のためにドアを開けて、せっかく暖めた部屋が寒くなるのは嫌だ」という人にはぴったりの商品といえるでしょう。

セラミックファンヒーターの2つのデメリット

セラミックファンヒーターには、次のようなデメリットもあります。

  • ●広い部屋には不向き
  • ●空気が乾燥しやすい

使い方によっては電気代が高くなる可能性があるため、セラミックファンヒーターを使う際は、デメリットにも注意しましょう。

広い部屋には不向き

セラミックファンヒーターの温風が届く範囲は限られているため、広い部屋を暖めることには不向きです。

そのため、セラミックファンヒーターを設置するなら、トイレや脱衣所などの狭い部屋がおすすめです。

なお、機種によっては首振りタイプや出力の高いタイプがあるため、広範囲を暖めることができます。しかし、出力の高いタイプは消費電力も高いため、電気代が高くなる点に注意しましょう。

空気が乾燥しやすい

セラミックファンヒーターは、電気で加熱した温風を送り出して部屋を暖めます。この方式では水蒸気が発生しないため、空気中の水分量は変わりません。結果として、長時間使用していると空気が乾燥しやすいです。

また、温風により床のほこりやハウスダストが舞う可能性もあります。

したがって、セラミックファンヒーターを長時間使用する際は、加湿器や空気清浄機などを併用するといいでしょう。

セラミックファンヒーターの電気代を安く抑える5つの方法

セラミックファンヒーターの電気代を安く抑える5つの方法

セラミックファンヒーターは、消費電力がほかの暖房器具に比べて高く、広い部屋を暖めることには不向きです。そのため、使用する際は次の方法で電気代を安く抑えましょう。

  • ●ほかの暖房器具と併用する
  • ●狭い部屋をすぐに暖めたいときだけ使う
  • ●設定温度を低くする
  • ●省エネ機能を搭載しているセラミックファンヒーターを使用する
  • ●電力会社や電気料金メニューを見なおす

ほかの暖房器具と併用する

セラミックファンヒーターは、電源を入れるとすぐに温風が出るため、狭い部屋を短時間で暖めたいときに役立ちます。

しかし、リビングやダイニングなどの広い部屋全体を暖めることは不向きなので、広い部屋を暖めたいときは、別の暖房器具と併用しましょう。

たとえば、エアコンとセラミックファンヒーターを同時に使用すれば、エアコンで部屋全体が暖まるのを待つ間、セラミックファンヒーターで自分のまわりだけを先に暖めることができます。

ほかにも、セラミックファンヒーターを窓の近くに置くことで、窓際の冷気を暖めてエアコンの暖房効率を向上させる、という使い方もあります。

セラミックファンヒーターとほかの暖房器具を併用するときは、セラミックファンヒーターを長時間使わず、別の暖房器具の暖房効率が向上するように使うことがポイントです。

狭い部屋をすぐに暖めたいときだけ使う

先述したように、セラミックファンヒーターは、すぐに暖めたい狭い空間で使用するのに向いています。

たとえば、次のような場所にセラミックファンヒーターを設置してみましょう。

  • ●脱衣所
  • ●トイレ
  • ●玄関
  • ●机の下 など

特に、脱衣所やトイレなどは、冷暖房が効いていないことが多いため、冬場や夏場に「ヒートショック」が発生しやすい場所とされています。ヒートショックとは、室温の違う部屋に移動することで、血圧が変動して心臓に負担をかける症状です。

セラミックファンヒーターは、短時間で温風を送り出して部屋を暖めることができるため、冬場のヒートショック対策にも役立つでしょう。

設定温度を低くする

メーカーや機種によって異なりますが、セラミックファンヒーターは、設定できる温度が複数あります。

最大出力を長時間使用していると電気代は高額になりやすいですが、設定温度を下げれば消費電力も少なくなり、電気代の節約につながります。

部屋が暖かくなった、あるいは体が温まってきたら、設定温度を下げて調節しましょう。

省エネ機能を搭載しているセラミックファンヒーターを使用する

セラミックファンヒーターは、次のような省エネ機能を搭載している場合があります。

省エネ機能 概要
人感センサー 人の入退室に応じてオンオフを自動で切り替える機能
湿度・温度センサー 部屋の湿度や温度に応じてオンオフを自動で切り替える機能
自動電源オフ 最大稼働時間に到達した時点で自動的にオフになる機能
首振り機能 首を振ることで温風を広範囲に送り出せる機能
温度調節機能 周囲の温度が設定温度に到達すると運転が停止、低くなると運転が再開する機能

メーカーや機種によって搭載している機能は異なりますが、上記のような省エネ機能を搭載しているセラミックファンヒーターなら、電気代を安く抑えることが可能です。

セラミックファンヒーターを選ぶときは、省エネ機能の有無も確認しましょう。

電力会社や電気料金メニューを見なおす

セラミックファンヒーターは、消費電力が高い傾向にある暖房器具です。使い方を工夫すれば電気代を節約できますが、電気代を大幅に減らすことは難しいかもしれません。

電気代は、電気料金単価や家電製品の使用時間によって異なります。電気料金単価は電力会社や電気料金メニューによって異なるため、電気料金単価が安ければ電気代も抑えられるでしょう。

セラミックファンヒーターの電気代や家庭全体の電気代を安く抑えたいと考えている方は、電力会社や電気料金メニューの切り替えも検討してみてください。

無理のない範囲でおトクに節電をしたいなら、「大阪ガスの電気」がおすすめです。

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各種適用条件やご注意事項などの詳細は、下記をご確認ください。

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  • (※3)マイ大阪ガスポイントは、大阪ガスのガスまたは電気をお使いのマイ大阪ガス本会員さまが対象です(取次事業者とご契約の場合は対象外)。なお、支払方法により一部の方は対象外となる場合があります。

まとめ

セラミックファンヒーターは、遠赤外線の熱をファンで送り出して部屋を暖める暖房器具です。すぐに温風を送り出して短時間で部屋を暖めますが、暖められる範囲が狭いというデメリットもあります。

また、消費電力が高く、電気代がほかの暖房器具に比べて高くなってしまう傾向もあります。

そのため、セラミックファンヒーターの電気代を節約するなら、使い方や電気料金メニューの見なおしを検討してみましょう。

電気料金メニューを切り替えるなら、「大阪ガスの電気」がおすすめです。「新生活応援プラン」や「ファミリー応援プラン」など、ライフベントに合わせた電気料金メニューを扱っており、「大阪ガスの節電オプション」によりおトクに節電もおこなえます。

電気代の節約や電気料金メニューの切り替えを考えている方は、詳細をチェックしてみてください。

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